【東京エリア版】東京の税理士費用・顧問料の相場と、伸びている会社が選ぶ税理士

「東京で税理士を探しているが、数が多すぎてどこが良いのか分からない」
「月額1万円以下の格安事務所と、月額5万円以上の事務所、何が違うの?」
日本のビジネスの中心地、東京。
ここには全国の税理士の約3割が集中しており、選択肢は無限にあります。しかし、その多様さゆえに「どう選べばいいか分からない」と悩む経営者が後を絶ちません。
こんにちは。「税理士コラボネット」の小林です。
私は全国の税理士事情を見てきましたが、東京エリアの税理士事情は、他の地域とは全く異なる「特殊な市場」になっています。
一言で言えば、強烈な「二極化」です。
徹底的にコストを削ぎ落とした「格安・IT特化型」と、高度な専門性を提供する「高付加価値型」。このどちらを選ぶかで、顧問料もサービス内容も雲泥の差が出ます。
この記事では、東京の経営者が知っておくべきリアルな「費用相場」と、激戦区・東京で事業を伸ばしている会社が選んでいる「税理士の共通点」について、サジェストされているニーズ(英語対応、仮想通貨、決算のみ等)も交えて解説します。
目次
選択肢は無限大?「東京」の税理士相場は、強烈な「二極化」が進んでいる

東京の税理士相場を一概に語ることはできません。なぜなら、ターゲット層によって料金体系が完全に分かれているからです。
まずは、ご自身の会社がどちらのタイプを求めているのか、以下の相場表で確認してください。
【料金表】東京都の顧問料・決算料の相場(格安・自計化 vs フルサポート)
| タイプ | 月額顧問料 | 決算料 | 特徴・対象 |
|---|---|---|---|
| 格安・IT特化型 (訪問なし・自計化) |
9,800円 ~2万円 |
10万円 ~15万円 |
対象:ITベンチャー、フリーランス、コスト重視の小規模法人 特徴:Zoom面談、Chatwork対応、freee等を使用。記帳は自社で行う。 |
| 標準・フルサポート型 (定期訪問あり) |
3万円 ~5万円 |
15万円 ~25万円 |
対象:飲食・建設・医療など、対面相談や記帳代行を求める企業 特徴:毎月または隔月の訪問、記帳代行込みの場合が多い。 |
| 高度専門型 (国際税務・資産税) |
5万円~ | 30万円~ | 対象:海外取引、仮想通貨、大規模な不動産投資 特徴:英語対応や特殊な税務判断が必要なケース。 |
なぜ東京の相場はピンキリなのか?「家賃」と「専門性」の構造
東京は家賃や人件費が高いため、本来であれば顧問料は地方より高くなるはずです。
しかし、競争が激しいため、「訪問をなくし、一等地(港区や千代田区)にオフィスを構えず、ITで効率化する」ことで、地方よりも安い料金を実現している事務所が多数存在します。
一方で、国際税務やM&A、組織再編といった高度なスキルを持つ税理士も東京に集中しています。こうした「代えが効かない専門性」を持つ事務所は、強気の価格設定でも顧客が絶えません。
つまり、東京では「何を求めるか」によって、適正価格が全く異なるのです。
▼ 【料金表あり】税理士費用の相場を徹底解説!顧問料・決算料はいくらが適正?
東京で「伸びている会社」が選ぶ税理士 3つの共通点

激戦区・東京で急成長しているスタートアップや中小企業は、どのような税理士を選んでいるのでしょうか?
数多くの事例を見てきた私が気づいた、3つの共通点があります。
1. 「訪問」は不要。「クラウド会計(freee等)」と「チャット」で爆速対応
東京のスピード感において、「先生が来るのを待って相談する」というスタイルは遅すぎます。
伸びている会社は、「freee」や「マネーフォワード」などのクラウド会計に対応し、連絡はChatworkやSlackで即レスしてくれる税理士を選んでいます。
「わざわざ会わなくても、Zoomで画面共有すれば十分」
そう割り切ることで、顧問料を抑えつつ、経営のスピードを落とさないパートナーシップを築いています。
▼ クラウド会計(freee/MF)を導入している会社の賢い税理士の選び方と費用
2. 「業界特化」している(IT、飲食、不動産投資、水商売など)
東京は市場規模が大きいため、税理士側も「何でも屋」ではなく「〇〇専門」と特化して生き残りを図っています。
例えば:
- IT・Web系:ソフトウェアの資産計上や研究開発税制に詳しい。
- 飲食・水商売:多店舗展開の管理、税務調査対策に強い。
- 不動産投資・仮想通貨:複雑な損益計算や消費税還付、最新の税制改正に精通している。
- 医療・クリニック:医療法人化のシミュレーションが得意。
このように、自社の業界に特化した税理士を選ぶことで、一般的な税理士では気づかない節税提案やリスク管理が可能になります。
3. スタートアップ支援・創業融資に強い(東京のスピード感に対応)
東京は起業の数も圧倒的です。そのため、創業時の「融資(日本政策金融公庫や制度融資)」に特化した税理士も多いです。
伸びる会社は、単に税金を計算する人ではなく、「資金調達の参謀」として税理士を活用しています。特に東京は自治体ごとの補助金や助成金も多いため、情報感度の高い税理士の存在は不可欠です。
▼ 【プロが語る】創業融資の成功は「事業計画書」と「税理士」で9割決まる!
安さだけで選ぶと危険!東京エリアでの税理士選びの落とし穴

選択肢が多い東京だからこそ、「安さ」を売りにする事務所も多いですが、そこには落とし穴もあります。
「決算のみ格安」の罠。追加料金やレスポンスの遅さに注意
「決算料49,800円~」といった激安広告をよく見かけますが、これは「何もかも完璧に揃っている場合」の最低価格であることがほとんどです。
実際には、「消費税申告は別」「記帳が少しでも乱れていれば修正料」「相談は有料」とオプションが積み重なり、結局は相場並みかそれ以上になるケースがあります。また、格安事務所は薄利多売のため、担当者が1人で100社近く抱えていることもあり、レスポンスが極端に遅いというリスクも考慮すべきです。
大手税理士法人のリスク。「担当者がコロコロ変わる」問題
東京には数百人規模の「大手税理士法人」の本社が多数あります。大手は安心感がありますが、実務を担当するのは資格を持っていない若手スタッフや、入れ替わりの激しいパート職員であることも珍しくありません。
「契約時の所長は良かったのに、毎月来る担当者がコロコロ変わり、そのたびに説明し直さなければならない」というのは、東京の大手事務所でよくある不満の一つです。
「東京の税理士相場と選び方」まとめ
- 市場の二極化
「格安・IT特化」と「高付加価値・専門特化」に分かれている。自社のニーズを明確にすることが先決。 - 伸びる会社の選択
訪問よりもスピード重視。クラウド会計とチャットを活用し、業界に特化した税理士を選ぶ傾向。 - 注意点
「決算のみ格安」の追加料金や、大手の担当者変更リスクに注意。安さの裏側を見極める必要がある。
東京での税理士探しは、「選択肢が多い」からこそ難しいものです。
もし、「自分の業種に強い税理士を知りたい」「クラウド会計に強い事務所を探している」という場合は、当サイトの記事も参考にしながら、複数の事務所を比較検討してみてください。
「東京での税理士探し」に関するよくある質問
はい、全国でも圧倒的に多いです。特に港区、千代田区、中央区などの都心部には、外資系企業や越境ECを専門とする「国際税務に強い税理士法人」が多数存在します。ただし、報酬は一般的な顧問料よりも高額(月額5万円~10万円以上)になる傾向があります。
可能です。東京には「年一回の決算のみ」や「確定申告のみ」を専門に受け付ける事務所が多くあります。また、顧問契約を結ばずに「スポット相談(タイムチャージ制)」で対応してくれる事務所も増えています。検索時は「税理士 単発相談 東京」などで探すと見つかりやすいです。
一概には言えません。確かに家賃は高いですが、IT化で効率化してリーズナブルな価格を提供している事務所もあれば、ブランド力を活かして高単価な事務所もあります。立地よりも「サービス内容」と「価格」のバランスで判断することをお勧めします。
ホームページでの発信内容を確認するのが一番です。仮想通貨(暗号資産)やNFT、ブロックチェーンゲームなどの最新税務は、税理士によって知識の差が激しい分野です。「仮想通貨 税理士 東京」などで検索し、ブログやコラムで専門的な情報を発信している事務所を選びましょう。
相性によります。「ひとり税理士」は、必ず税理士本人が対応してくれる安心感と小回りの良さがメリットです。「大手税理士法人」は、組織的な対応力と幅広い専門家ネットワークが強みです。顔の見える付き合いを望むならひとり税理士、組織としての安定を求めるなら大手がおすすめです。
はい、東京の税理士(特に若手やひとり税理士)は柔軟に対応してくれるケースが多いです。お客様のオフィスや、指定のカフェ、WeWorkなどのコワーキングスペースでの打ち合わせも一般的です。ただし、プライバシーに関わる話をするため、周囲の環境には配慮が必要です。
必ずしも変える必要はありません。今はZoom等で全国どこでも対応可能です。ただし、「東京の銀行を紹介してほしい」「都内の不動産事情に詳しい人がいい」といった地域密着のニーズがある場合は、東京の税理士を追加で契約する(セカンドオピニオン等)か、変更を検討するのも一つの手です。
はい、東京には女性税理士のみで構成された事務所や、女性所長の事務所も多数あります。きめ細やかな対応や、同性ならではの相談しやすさを求める経営者に人気です。「税理士 女性 東京」で検索すると多くの候補が見つかります。
東京税理士会の無料相談は、一般的な税務の質問に答えてくれる公的なサービスです(担当税理士は当番制)。一方、個別の事務所への無料相談は、その事務所と契約することを前提とした「お見合い」の場です。継続的な顧問契約を考えているなら、個別の事務所に直接問い合わせるのが近道です。
もちろんです。東京は選択肢が多いので、3社~4社程度を比較検討することをお勧めします。「料金」「IT対応度」「相性」「専門性」など、自社が重視するポイントを比較して、納得のいくパートナーを見つけてください。





